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乳歯の構成

乳歯の構成

歯のエナメル質の内側にあるものがセメント質なのです。

見ればわかるのですが、歯が表面に出ている部分ではエナメル質の内側、歯茎の中に入っている部分では一番外側にあるのです。

セメント質の内側にある象牙質を保護する役割を担っているのです。

歯髄組織は主に血管、リンパ管、神経線維などから構成され、絶えず栄養を送るほか、外部からの刺激を感知することができるのです。

真っ先に考えられるのが、側切歯のところでもお話した先天的に永久歯が生えてこない場合なのです。

この場合は、体がそこの永久歯を作る機能を持っていませんから、正直言ってどうしようもないのです。

刺激を感知する神経線維の割合は永久歯で多く存在し虫歯が進行すると非常に痛いですが、乳歯には少なく虫歯になってもあまり痛みを感じることはないのです。

永久歯の一番外側の3本を大臼歯と言うのです。

これも小臼歯と同様、内側から順に第一、第二、第三大臼歯と呼んでいるのです。

乳歯にはこの大臼歯に相当する歯が存在しないので、永久歯としてのみ存在する歯なのです。その外側の歯冠部にはエナメル質と歯根部にはセメント質と呼ばれる部分があるのです。

エナメル質は硬い反面脆いという特徴があり、エナメル質だけでは歯を構成することはできず、何らかの下支えが必要になるのです。

エナメル質は2〜3ミリ程度の厚みがあるのですが、歯の表面に行くほど硬く、中に行くほど軟らかい構造になっているのです。

成人でも永久歯が虫歯になるのですが、乳歯では構造上永久歯よりも耐酸性に劣るため手入れを怠ると容易に虫歯になり悪化するのです。

悪化する原因には知覚の鈍さもあるのです。歯の中には一般的に神経と呼ばれている歯髄組織が存在しているのです。歯の主成分なのです。

我々が歯と言えば、どうしても表面部分のエナメル質に目がいってしまいますが、歯全体の構造から考えると、歯の根幹はこの象牙質になるのです。

ましてやほ乳瓶の中にジュースやスポーツ飲料を入れて飲ませることはひどいむし歯を作る原因になるのです。

そのようにしてできたむし歯をほ乳瓶齲蝕と言うのです。

ほ乳瓶齲蝕は上の歯の表面が溶けて真っ白となりその後、広範囲にわたり歯の表面が剥がれ落ちるようなむし歯となるのです。

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